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2014-08-19

manpages-ja-dev

Japanese version of the manual pages (for developers)

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Japanese man (manual) pages from the Japanese Manual Project

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Manual pages about using GNU/Linux for development

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Linux kernel and C library user-space interface documentation

名前

getpass - パスワードを取得する

書式

#include <unistd.h>
char *getpass(const char *prompt);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
getpass():
glibc 2.2.2 以降:
_BSD_SOURCE ||
    (_XOPEN_SOURCE >= 500 ||
        _XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE_EXTENDED) &&
    !(_POSIX_C_SOURCE >= 200112L || _XOPEN_SOURCE >= 600)
glibc 2.2.2 より前:
なし

説明

この関数は時代遅れ (obsolete) である。使用しないこと。端末のエコーを有効にせずに入力の読み込みを行いたい場合は、 termios(3)ECHO フラグの説明を参照のこと。
getpass() 関数は /dev/tty (プロセスの制御端末) をオープンし、文字列 prompt を出力する。そして echo をオフにし、一行 (「パスワード」) を読み込み、端末の状態を元に戻して、再び /dev/tty をクローズする。

返り値

getpass() 関数は入力されたパスワード (の最初の PASS_MAX バイトまで) が書きこまれた、 スタティックなバッファーへのポインターを返す。 末尾の改行は含まれない。この文字列はヌルバイト (\(aq\0\(aq) で終端される。 このバッファーは、以降の関数コールで上書きされるかもしれない。 エラーが起こると、端末の状態を復元し、 errno を適切な値に設定して、NULL を返す。

エラー

この関数は以下のような場合に失敗しうる。
ENXIO プロセスが制御端末を持っていない。

ファイル

/dev/tty

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

getpass() 関数はスレッドセーフではない。

準拠

SUSv2 には存在するが、過去の名残 (LEGACY) と位置付けられている。 POSIX.1-2001 で削除された。

注意

GNU C ライブラリの実装では、 /dev/tty がオープンできない場合は promptstderr に書き出され、パスワードは stdin から読み込まれた。 パスワードの長さには制限はなく、 行編集も無効にはされなかった。
SUSv2 によれば、 PASS_MAX の値が 8 以下の場合は、この値は <limits.h> で定義されていなければならない。 いずれの場合でもこの値は sysconf(_SC_PASS_MAX) によって取得できる。 しかし、POSIX.2 は定数 PASS_MAX, _SC_PASS_MAX と関数 getpass() を取り下げた。 glibc 版は _SC_PASS_MAX を受け付け、 BUFSIZE (例えば 8192) を返す。

バグ

この関数を呼び出したプロセスは、 できる限り早くそのパスワードを消去 (ゼロクリア) し、 クリアテキストのパスワードが そのプロセスのアドレス空間で見えないようにすべきである。

関連項目

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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