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lio_listio(3) - Japanese

2012-05-08

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名前

lio_listio - リストの I/O リクエストを開始する

書式

#include <aio.h>

int lio_listio(int mode, struct aiocb *const aiocb_list[], int nitems, struct sigevent *sevp);
-lrt でリンクする。

説明

lio_listio() 関数は、配列 aiocb_list で指定された I/O 操作の リストをそれぞれ開始する。
mode 引き数には以下のいずれかの値を指定する。
LIO_WAIT 全ての操作が完了するまで、呼び出しは停止 (block) する。 sevp 引き数は無視される。
LIO_NOWAIT I/O 操作は処理を行うためのキューに入れられ、呼び出しは直ちに返る。 全ての I/O 操作が完了すると、 sevp 引き数で指定した非同期通知が 行われる。詳細は sigevent(7) を参照。sevp が NULL の場合、 非同期通知は行われない。
aiocb_list 引き数は、I/O 操作を指定する aiocb 構造体へのポインター の配列である。指定された操作の実行順序は規定されていない。 nitems 引き数は、配列 aiocb_list の大きさを指定する。 aiocb_list 内のヌルポインターは無視される。
aiocb_list の各制御ブロックでは、 aio_lio_opcode フィールドで開始する I/O 操作を指定する。 aio_lio_opcode には以下の値が指定できる。
LIO_READ 読み出し操作を開始する。操作はキューに入れられ、 この制御ブロックを指定して aio_read(3) の呼び出しが行われる。
LIO_WRITE 書き込み操作を開始する。操作はキューに入れられ、 この制御ブロックを指定して aio_write(3) の呼び出しが行われる。
LIO_NOP この制御ブロックを無視する。
各制御ブロックの残りのフィールドは、 aio_read(3)aio_write(3) の場合と同じ意味を持つ。 各制御ブロックの aio_sigevent フィールドは、 個々の I/O 操作で通知方法を指定するのに使用される (sigevent(7) 参照)。

返り値

modeLIO_NOWAIT の場合、 lio_listio() は全ての操作が 正常にキューに入れられた場合に 0 を返す。 そうでない場合は、-1 が返り、 errno にエラーを示す値が設定される。
modeLIO_WAIT の場合、 lio_listio() は全ての操作が 正常に完了した場合に 0 を返す。 そうでない場合は、-1 が返り、 errno にエラーを示す値が設定される。
lio_listio() の返り値から得られる情報は、関数呼び出し自体に関する ものだけであり、個々の I/O 操作に関する情報は得られない。 個々の I/O 操作は失敗することがあるが、これにより他の I/O 操作が完了 しなくなるといったことはない。 aio_error(3) を使うと、 aiocb_list の個々の I/O 操作のステータスを知ることができる。 ある I/O 操作が完了すると、その終了ステータスはaio_return(3) を使う ことで取得できる。個々の I/O 操作は aio_read(3)aio_write(3) に書かれている理由で失敗する場合がある。

エラー

lio_listio() 関数は以下の理由で失敗する。
EAGAIN リソースが足りない。
EAGAIN nitems で指定された数の I/O 操作を行うと、 非同期 I/O 操作の数が上限 AIO_MAX を超えてしまう状況であった。
EINVAL mode が不正であるか、 nitems が上限 AIO_LISTIO_MAX を超えている。
EINTR modeLIO_WAIT で、全ての I/O 操作が完了する前にシグナルが 捕捉された (非同期 I/O の完了通知に使用されるシグナルの場合もこれに 該当する)。
EIO aiocb_list で指定された操作の中に失敗したものがあった。 アプリケーションは、 aio_return(3) を使用して、 個々の操作のステータスを確認することができる。
lio_listio がエラー EAGAIN, EINTR, EIO で失敗した場合、 aiocb_list で指定した操作のいくつかは開始されていることがある。 lio_listio が他の理由で失敗した場合には、 どの I/O 操作も開始されていない。

バージョン

The lio_listio() 関数は glibc 2.1 以降で利用できる。

準拠

POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

注意

使用前に制御ブロックを 0 で埋めるのは良い考えである。 I/O 操作の実行中は制御ブロックを変更してはならない。データの読み書き先 のバッファー領域に I/O 操作の実行中にアクセスしてはならない。さもないと、 どのような結果になるか分からない。また、関係するメモリー領域も有効な状態 のままにしておかなければならない。
同じ aiocb 構造体を指定して同時に複数の I/O 操作を行った場合、 どのような結果になるかは不定である。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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