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mq_getattr(3) - Japanese

Linux
2014-10-02
Aliases: mq_setattr(3), mq_setattr(3), mq_setattr(3), mq_setattr(3), mq_setattr(3), mq_setattr(3)

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名前

mq_getattr, mq_setattr - メッセージキューの属性を設定/取得する

書式

#include <mqueue.h>

int mq_getattr(mqd_t mqdes, struct mq_attr *attr);
int mq_setattr(mqd_t mqdes, const struct mq_attr *newattr, struct mq_attr *oldattr);
-lrt でリンクする。

説明

mq_getattr() と mq_setattr() は、記述子 mqdes で参照されるメッセージキューの属性の取得と変更をそれぞれ行う。
mq_getattr() は、 attr が指すバッファーに mq_attr 構造体を格納して返す。この構造体は以下のように定義されている:

struct mq_attr { long mq_flags; /* フラグ: 0 か O_NONBLOCK */ long mq_maxmsg; /* キューの最大メッセージ数 */ long mq_msgsize; /* 最大メッセージサイズ (バイト単位) */ long mq_curmsgs; /* キューに現在入っているメッセージ数 */ };
mq_flags フィールドには、オープンメッセージキュー記述 (open message queue description) に関連付けられているフラグが格納される。 このフィールドは mq_open(3) でキューが作成される際に初期化される。 このフィールドに現れるフラグは O_NONBLOCK だけである。
mq_maxmsgmq_msgsize フィールドは mq_open(3) でメッセージキューが作成される際にセットされる。 mq_maxmsg フィールドは、 mq_send(3) を使ってキューに入れることができるメッセージ数の上限である。 mq_msgsize フィールドは、キューに入れることができるメッセージの 上限サイズである。 これらのフィールドはどちらも 0 より大きな値でなければならない。 これらのフィールドに設定できる値の上限は /proc ファイルにより決まる。 /proc ファイルの詳細は mq_overview(7) に説明されている。
mq_curmsgs フィールドはキューに現在格納されているメッセージ数を返す。
mq_setattr() は、 newattr が指す mq_attr 構造体で与えられた情報を使って、メッセージキューの属性を設定する。 変更することができる属性は、 mq_flagsO_NONBLOCK フラグの設定だけである。 newattr の他のフィールドは無視される。 oldattr フィールドが NULL 以外の場合、 mq_getattr() が返すのと同じ情報を格納した mq_attr 構造体を oldattr が指すバッファーに入れて返す。

返り値

成功すると、 mq_getattr ()mq_setattr () は 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値を設定する。

エラー

EBADF mqdes に指定されたディスクリプターが不正である。
EINVAL newattr->mq_flagsO_NONBLOCK 以外のビットがセットされていた。

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

関数 mq_getattr() と mq_setattr() はスレッドセーフである。

準拠

POSIX.1-2001.

注意

Linux では、 mq_getattr() と mq_setattr() はライブラリ関数であり、 mq_getsetattr(2) システムコールを用いて実装されている。

下記のプログラムを使うと、 attr 引き数に NULL を指定して mq_open(3) を呼び出した際に作成されるメッセージキューに割り当てられるデフォルトの mq_maxmsgmq_msgsize の値を表示できる。 このプログラムの実行例を以下に示す。
$ ./a.out /testq
Maximum # of messages on queue:   10
Maximum message size:             8192
Linux 3.5 以降では、 (mq_overview(7) に説明がある) 以下の /proc ファイルを使ってデフォルト値を制御できる。
$ uname -sr
Linux 3.8.0
$ cat /proc/sys/fs/mqueue/msg_default
10
$ cat /proc/sys/fs/mqueue/msgsize_default
8192

プログラムのソース

#include <mqueue.h>
#include <sys/stat.h>
#include <fcntl.h>
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <unistd.h>

#define errExit(msg) do { perror(msg); exit(EXIT_FAILURE); \ } while (0)
int main(int argc, char *argv[]) { mqd_t mqd; struct mq_attr attr;
if (argc != 2) { fprintf(stderr, "Usage: %s mq-name\n", argv[0]); exit(EXIT_FAILURE); }
mqd = mq_open(argv[1], O_CREAT | O_EXCL, S_IRUSR | S_IWUSR, NULL); if (mqd == (mqd_t) -1) errExit("mq_open");
if (mq_getattr(mqd, &attr) == -1) errExit("mq_getattr");
printf("Maximum # of messages on queue: %ld\n", attr.mq_maxmsg); printf("Maximum message size: %ld\n", attr.mq_msgsize);
if (mq_unlink(argv[1]) == -1) errExit("mq_unlink");
exit(EXIT_SUCCESS); }

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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