Linux repositories inspector

sem_init(3) - Japanese

Linux
2014-03-10

manpages-ja-dev

Japanese version of the manual pages (for developers)

man-pages-ja

Japanese man (manual) pages from the Japanese Manual Project

manpages-dev

Manual pages about using GNU/Linux for development

man-pages

Linux kernel and C library user-space interface documentation

名前

sem_init - 名前なしセマフォを初期化する

書式

#include <semaphore.h>

int sem_init(sem_t *sem, int pshared, unsigned int value);
-pthread とリンクする。

説明

sem_init() は、 sem が指すアドレスにある名前なしセマフォを初期化する。 value 引き数はそのセマフォの初期値を指定する。
pshared 引き数は、このセマフォがプロセス内のスレッド間で共有されるのか、 プロセス間で共有されるのか、を示す。
pshared が 0 の場合、セマフォはプロセス内のスレッド間で共有される。 セマフォはすべてのスレッドから参照可能なアドレスに配置すべきである (例えば、大域変数や、ヒープ上に動的に割り当てられた変数など)。
pshared が 0 以外の場合、セマフォはプロセス間で共有される。セマフォは 共有メモリー領域に配置すべきである (shm_open(3), mmap(2), shmget(2) 参照)。 (fork(2) で生成された子プロセスは親プロセスのメモリーマッピングを継承するため、 子プロセスもセマフォにアクセスできる。) 共有メモリー領域にアクセスできるプロセスならば、どのプロセスでも sem_post(3)sem_wait(3) などを使ってセマフォを操作できる。
すでに初期化済のセマフォを初期化した場合の挙動は定義されていない。

返り値

成功すると、 sem_init() は 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値をセットする。

エラー

EINVAL valueSEM_VALUE_MAX を超えている。
ENOSYS pshared が 0 以外だが、システムがプロセス共有セマフォをサポートしていない (sem_overview(7) 参照)。

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

sem_init() 関数はスレッドセーフである。

準拠

POSIX.1-2001.

注意

妙なことに、POSIX.1-2001 は sem_init() が成功した場合に返すべき値を規定していない。 POSIX.1-2008 ではこれが修正され、成功時には 0 を返すことが規定された。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
⇧ Top